リンゴをたっぷり使った焼菓子、タルト・タタン。 今日は自分のために、ちょっと勉強。 フランスのサントル・ヴァル・ドゥ・ロワール（Centre-Val-de-Loire）地方のロワール・エ・シェール（Loir-et-Cher）県、そこのラモット・ブーヴロン（Lamotte-Beuvron…

銀座の真ん中にあるビヤホール、「ライオン銀座七丁目店」。 昭和９年生まれ、今年でちょうど75歳。終戦後、６年間GHQが接収していたというこのホール。高い天井が気持ちいい。モザイクの絵壁、ゴシックな感じの太い柱、店員さんのオールドファッションな制…

大阪は本町駅から5分ぐらいのところにあるパン屋さん、『PAINDUCE』（パンデュース）。 先日、大阪に取材で行ったんですね。いつもの如く空き時間に街をブラブラしてて、なんとなく「ピン」と来たお店。そこで、なーぜか気になって仕方なかったのが、このレ…

「アクセス至便！」 不動産屋の常套句ですが、この逆ってなんていうんですかね。アクセス至不便？ じゃ、ないだろうが。このお店、渋谷駅からだと15分ぐらいは軽くかかると思う。けれど、いっつも混んでいる。 仕事が済んで、時計を見れば18時ちょいすぎ。 …

あてどなく街を歩く。 そのうちに、よさそうな「面構え」の店と出くわすことがある。うまいもの出しそうな気配がある。知らないものが、そこにありそうな雰囲気を、感じ取ることがある。 こんなハプニングが、好きだ。それを求めて、知らぬ道ばかりを選んで…

近所にありながら全然訪れていなかったホルモンのお店、渋谷・神泉の「あじくら」。 何故か店員さんがみんなスリランカ人。日本語全然オッケー。 「いらっしゃいませ！ 何名様ですか？」 「ひとりです」 レジにいた3人が一様に「え……っ」とうろたえだしまし…

レトルトが日本発で販売されるようになったんですねえ……なんか、感無量。 最近、カフェランチでもよく見かける「タイ風そぼろ炒めごはん」。タイ料理でいうところの、いわゆる「ガパオごはん」ですね。 一応、定義を。尊敬するエスニカンさんのHPから参照さ…

昔、うちに10冊セットの料理百科事典があった。 本棚の真ん中に普通の百科事典、庭いじりが好きだった父用の園芸事典など共に、本棚の真ん中に鎮座ましましていた。母が嫁入りに持ってきたものだという。 和食、洋食、フランス料理、中華、お菓子……各巻とも…

ちょっと仕事が立て込んでるとき。家から出たくないとき。そんなときどき。 「トリケラトプス」、つかってます。タコス、タコライスのデリバリー。 （祐天寺と三軒茶屋にあるそうな→http://www.ttttt.jp/index.php） なかなか、おいしい。 下のがサルサソー…

「私、日本酒はダメなんですよぅ。かっならず悪い酔いしちゃってぇ」 「日本酒はキケンだよねー、次の日残るからさぁ」 飲み屋のカウンターでひとり、私がもし苦虫を5千匹ぐらい噛み潰したような顔をしていたら、こんな会話を耳にしてしまったときです。

蟹の爪。これを高校受験の前の夜に食べた。 「何があるか分からないんだ。前の日から、近くに泊まりなさい」 中学校の頃、私は埼玉県の川越市に住んでいた。 塾ブーム、というのか、今よりももっと子供も多かった時代の話。受験産業も隆盛を極めていた。埼玉…

ちょっと前になりますが、仕事で大阪へ行って来ました。 この街にくると、つい足が向いてしまうのが阪急・うめだ本店の「森半」。ちょっと時間があれば必ず、このグリーンティ（甘く冷たい抹茶）を飲みに必ず立ち寄ってしまいます。 幼稚園の頃、兵庫県の武…

いろんなショートパスタを一緒に食べるのが好きだ。 以前、とあるイタリアンのまかないを取材で頂く機会に恵まれた。 そのときに頂いたのが、こんなパスタ。 「生パスタをいろいろ作ってるもんですから、風味が落ちたものから、まかないにするんですね。なん…

沖縄料理屋の雰囲気というのは独得のもので、どこも不思議な遊離感がある。 「遊」という字にはそのまま「遊ぶ」、という意味だけでなく、ただよう、さまよう、というデラシネな意味があるという。たとえば古来、春をひさぐ女たちを「遊女」と呼んだ。それは…

山の風を思いっきり吸い込んだみたいだ。 ここの蕎麦をひとくち啜ったら、本当にそんな気分になった。なんて清澄とした蕎麦だろう。いい空気を、きれいな水を、存分に吸って育った蕎麦なんだろうな。 昼から独酌派には嬉しいお店。 夜は営業されてないという…

「キンッキンに冷えた生ビールが飲みたいんだっ！」 そんな日、ありませんか。私はあります。大いにあります。けれど、そう思ってるときに「はずす」こと、ありませんか。私、たまにあるんです。ちょいヌルだったりした日にゃ目も当てられないほどの悲劇。ウ…