ひとりホルモン〜神泉・『あじくら』

ひのまる


 近所にありながら全然訪れていなかったホルモンのお店、渋谷・神泉の「あじくら」。
何故か店員さんがみんなスリランカ人。日本語全然オッケー。
「いらっしゃいませ! 何名様ですか?」
「ひとりです」
 レジにいた3人が一様に「え……っ」とうろたえだしました。独酌派はあまり来ないようですね、このお店。ひとりホルモン、楽しいんだけどな。



 いいホルモンってのは、旨味が濃くて、食べ口が軽いのがいいですね。けっこう食べても、くどさは無縁。これで「えーっ、そうかなあ?」と思われる方はいいホルモンに出会っていませんよ。世にありがたがる人の多い、サシたっぷりの「高級肉」なんて、私は1皿で胸焼けしてしまうけれども。


 


 1300円ぐらいの5品盛り。これでライスとって、ビール飲んで、心は天国。




 近くには「三百屋」というこれまたホルモンの人気店がある。ここの好きな一品が「酢モツ」。


 


 頼んでビックリ、素敵にアジアンな味つけなんですよ。タイ料理のヤム的イメージ。シンハーが欲しくなる。入るなり出されるのがこの山盛りキャベツ。特製ドレッシングで頂きますが、これがいい箸休めに。


 いつも外人がいっぱいの繁盛店、居酒屋の「開花屋」、隠れ家的ビストロ「ダム・ジャンヌ」、たんと食えイタリアンの「アルキメーデ」、さらには宮崎料理に沖縄料理、そして昭和の空気濃厚な一杯呑み屋の「清中」、そしてラーメン「うさぎ」、寿司の「菊地」、立ち飲みでこれまた賑わう「buchi」……。
 神泉って、けっこう面白い。