2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

恋しやフォー

辺見庸さんの名著『もの喰う人々』に、こんなことが書いてあった。 「このうどん、フォーという。ベトナム北部独得のファーストフードなのである。 米粉の汁を鍋で蒸し、薄いフィルム状にしたのを細く切って作った麺。それを三秒から五秒さっとゆでる」 なる…

これは掘り出しもの

ティーヌン、ありますね。 いわずと知れたタイ料理、トムヤムラーメンが有名なお店です。 いろんなところにありますが、渋谷の井の頭線近くにあるお店は、いいですよ。 ここ、3人ぐらいコックさんいるんですが、 細いタイ人の女の人が作っているときは、「当…

もうひとつ足りない何か

トマトソース、難しいなあ。 最近凝ってるんです。 見た目はね、中々うまそうに出来るんですよ。 でも何かが足りない。もうひとつ、足りない。 自分の下手さ加減を思い知らされる、それがトマトソース。くっそぉ。

バーバラ寺岡さんは反対するでしょうが

生野菜がどーーーーーにも食べたくなったので、ひとりサラダを作る。 あ、タイトルの意味分かる方っているんでしょうか……。 確か大昔、料理研究家のバーバラ寺岡さんが 「生野菜は体を冷やす、むやみに食べちゃダメ!」 みたいな論旨で本を書いていたような…

バレンタインデーにイクラどんぶり

むらがる・むらがる。 世はバレンタインなのですね。昨日渋谷駅にいって、イヤハヤ、まー驚いた! 西原理恵子流にいうと、婦女子の皆さんが特設売り場で「ごんずい玉」のようになってます。 すすめない。「すいません」って、いえない。なぜなら、皆ちーょっ…

朝食にお粥

そうそう、9日の「あおながよぶよ」で書いた中華モドキ鍋。 残ったスープでじっくりお粥を作って、あれから二日ぐらい朝食にしてました。 これがまたうまいー。 せっかく中華風にしたんだから、ここはジャスミンライスでアジア粥に。 アサツキがほしいところ…

音感のいい食べもの、アンチョビ

日本人が「アンチョビ」という言葉を知ったのはいつなんだろう。 もちろんイタリア料理関係者は古くから知っていただろうが、 広くその名が定着したのは、配達ピザブームのころじゃないだろうか。

大根連想

「だいこひき だいこで道を 教へけり」 小さい頃、なぜかうちで「俳句かるた」が流行った。 ルールは普通のかるたと一緒、「やれ打つな」と読まれれば、 「蝿が手をすり足をする」と書かれてあるのを取るわけです。 よくしたもので、小さい頃に暗誦(あんし…

あおながよぶよ

何かがモーーーレツに食べたくなること、ありませんか。 脳内に「小川ローザ」が5人ぐらい出てくる勢いで OH! モーレツに食べたくて食べたくて仕方なるようなサムタイムス。 今日はわたくし、「青い葉っぱ」でした。そう……心は、「牛」。 なぜか分からない…

浅草橋「馥香」のランチ

良店と評判の高い「馥香(ふーしゃん)」に一度は行ってみたくて、浅草橋まで足を伸ばしてきました。 席についてみれば、行き交う店員さんの持つトレイから、ちらほらホタテの殻がヒョコヒョコ顔をのぞかせている。たまらず問えば 「あれは今日のランチの海…

エクレアぐるひ

パリに旅行した人、それも食いしん坊の方なら分かるだろうけれど、 しかしまあどのウィンドウも美味しそうで、うまそうで。 パン屋、魚屋、肉屋、市場にたっぷり詰まれた果物やチーズ……。 中でもパティスリーはまさに「蠱惑的」という表現、文字がピッタリの…

なにもそこまで

なにもイベリコ豚じゃなくても。 すごい一皿です。 一皿のなかにスペインと韓国と日本が同居。 メルティング・ディッシュ。 昨今のイベリコ豚ブーム、すごいですねえ。 イベリコ豚、とかく生ハムやグリルが珍重されていますが モツとかどうやってスペインの…