タルトについての自習タイム
リンゴをたっぷり使った焼菓子、タルト・タタン。
今日は自分のために、ちょっと勉強。
フランスのサントル・ヴァル・ドゥ・ロワール(Centre-Val-de-Loire)地方のロワール・エ・シェール(Loir-et-Cher)県、そこのラモット・ブーヴロン(Lamotte-Beuvron)という町。ここがタルト・タタンの生まれ故郷。
19世紀後半に、この町で暮らしていたタタン姉妹。彼女たちの怪我の功名が今の人気メニューを作ったのだとか。タルト生地を入れずにリンゴと砂糖とバターを入れちゃって、「まあいいや」と生地をかぶせて焼いたらうまかった、という説が伝わる。
この二人が営んでいたホテル、今でもあるのですよ。HPが→こちら
このサイトの中に「タルト・タタンの由来」が書かれてます。フランス語いける方はどうぞ→ここ。タタン姉妹の写真もあるけど、あまり期待しちゃダメですよ。
観光サイトのBBSなんかをのぞいてみましたが、非常にのどかで安全な田舎町なんだとか。
タルトに使うリンゴは日本だと紅玉が一番なんでしょうが、フランスではなんという品種を使っているのだろう。そうだ、本場「ホテル・タタン」のタルト・タタンは8.5ユーロでした。今日のレートで1150円ぐらい。シェフのおまかせメニューから「フォアグラのポワレ」(一番訳すのが簡単だったからこの例)が3400円ぐらいだった。なかなかの高級ホテル?
(西麻布『ビストロ・ド・ラ・シテ』にて。先日これを頂いて、とても旨かったので「どんなものなのか?」と、興味が湧いたのです)
■代官山『ママタルト』のレモンタルト
タルト、ってのは「お皿」の意である「tarta」のポルトガル語から来ている、という説があるんだそう。生地の中に何かを詰めて焼き上げ、すべて食べられる。つまり「食べられるお皿」という意味から成ったと考えられているんだそうですね。うん? タルトとパイの違いは何だろう?
基本的に言語。我々が一般的に使っている「タルト」はフランス語、それから「パイ」は英語。また、生地がさくさく何層にも重なるのがパイ、クッキー生地タイプがタルト、というわけ方でいいようですね。
はーいろいろ調べて疲れた。こんなときは甘いもの。
代官山にあるタルト屋さん。ここのレモンタルトが好きだ。うーん……色気も素っ気もない言い方をあえてしますが、「すっぱ甘い」感じがいい。このクリームを口に含むと、甘みと酸味が優しく補われて、体の疲れがスーッと引いていくかのよう。
パイのセットも人気。友達がチョイスしたチーズとキノコのパイのランチセット。これにタルトもついて1300円ぐらい。