朝起きてトムヤムクンの香りがするのは嬉しいもんだ

 先日買い込んだタイ食材であれこれ作っては自習してます。

 これはタイ東北地方の料理、ラープ。
 使う肉は様々ですが、今回は豚ひき肉を使ったラープ・ムー。
 そのほかの材料が、レッドオニオンの粗みじん、コブミカンの葉っぱの千切り、プリッキーヌ(タイの小さな唐辛子)を粗みじん、パクチーの根と茎と葉、アサツキの小口切り(私は大きめに切る)、レモングラスの柔らかいところをザクっと切ったもの、ミントの葉、カー(タイの生姜)のみじん。

 こんなところをナンプラー、砂糖、プリッキーヌ(なければ好みの量の粉唐辛子、タイの粗挽きがのぞましい)、ライム汁で軽くあえます。酸味強くしたいんで、ライム汁は多めで。

 最後に米を炒って潰したものを入れるんですが、そば茶の実とか玄米茶の実で私はやってます。ミントは大きい葉であればちょい切っておいたほうがベター。飾りとして若芽を最後に散らすといいです。
 香りを食べる一品、と思います。

 肉をひき肉にしたら、うーんイマイチ。薄切り肉を包丁で荒く細かく切って、ごく少量のお湯で茹でるというか炒め蒸すというか。後日そうやってみたら格段においしい。
 葉物類をさっくり和えたところに、アツアツの肉をガッと入れてしゃっくり混ぜ合わせます。このとき軽く揉んでもいいかな、と。その塩梅は今研究中です。
 サシの少ないほうが合うように思えました。ちょい置いてから食べたほうがいいような。あくまで個人的感想だけど、アクは私は取れるだけ取ります。豚肉は油で炒めてもいいんだけど、そのバージョンはこれから研究。

 ご存知トムヤムクン
 鶏のスープに、コブミカンの葉っぱ、軽く包丁の背で叩いたレモングラス、カー、パクチーのよく洗った根っこ、このへんをドーンとケチらず入れて軽く煮ます。
 プリッキーヌとチリインオイルというタイの調味料を入れて、エビ(有頭エビが望ましいが、ないよねーあんまり。あっても高い)を入れてちょい煮て、ナンプラーを入れ、さらにレモンをギューッと絞って完成。
 フクロタケはあってもなくても。プチトマト入れたりパクチーの葉を最後に浮かべても。具は冷蔵庫にあるでもいいんじゃないかな、と思います。
 まず何も入れないのを作ってみて、これを足してみたい、と想像されてトライしても楽しいと思う。

 鶏のスープをきちんと取るとおいしいですよ。ガラとか超安いし、自分は原稿書くときによくコトコト煮てます。アジアものには鶏と玉葱だけがいいように思えますね。西洋風にするときはそのスープに人参とセロリを加えてさらに煮たり。そこにハーブ入れてもいいですし。
 まあ、あくまで「なんちゃってレシピ」です。本格的にやりたい人はお見捨ておきください。
 
 手羽元をたくさん水煮にしてそっから作ってもいいと思います。エビが具じゃなくても全然いいし。魚のアラのヤムなんてのもおいしいですよ。


 人気のガパオ。アジアスーパーストアでバイカ(タイのハーブ)を買って大量に入れて作ってみたかったんですが、初回は見事に失敗。しょっぱすぎてしまいました。はははー(涙)。手際が悪くて葉の食感もダメダメだったなあ。それにオイスターソース多すぎた。もちろん全部食べたけど。
 また今度挑戦します!