恒例! タイ料理×日本酒イベント×桂枝雀の『質屋蔵』
この週末は久々にタイ料理会を催行できました!
第6回アジア料理と日本酒の会☆
◎今回のメニュー
・ソムタム(青パパイヤの叩き和えもの)
・鶏モモ肉と茄子のカレー炒め
・揚げ目玉焼きと海老のヤム
・タイバジルたっぷりのガパオ
今回はいつものアレンジ料理ではなく、一般的なタイ料理の会。
一品だけ、焼き鯛とミョウガ、あさつきのヤムをお通し的に作ってみました。この相性も良かったなあ。ミョウガヤム、またいろいろ試してみよう。
この写真は参加のアキコさんが撮ってくれました、ありがとう!
豚ひき肉とエノキのガパオ。タイハーブのガパオ、なんとも胸がスーッとする香りです。ひき肉でなく肉は細切れが本当といわれる方もありますが、これはこれでいいもんですよ。
青パパイヤのいい季節! パパイヤとトマトの水分とナンプラーなどの調味料をたっぷり吸った、生で食べるインゲンがまたおいしいのです。今回はピーナッツではなくクルミでやってみました。
今回はみなさんの持ち寄りシステム。お酒のオーソリティ、江口まゆみさんが持ってきて下さった日本酒の『千代むすび』、おいしかったなあ。京都の『玉乃光』もどっしりとしてアジアンにマッチ。そして『宝山』、今回はあえてお湯割りでいただいたんですが、これがアジアめしとの相性、実に良かった。面白いもんですな。ご参加のみなさん、ありがとうございました。
◎桂枝雀『質屋蔵』
で、いつものように仕込みは落語を聴きながら。これがひとつ我が楽しみ。黙々とやる青パパイヤの仕込みがより楽しい時間に変わります。(´∀`)
初めて聴く噺は。イントロの長い「質屋はかく恨まれり」例え話、子供のおふざけ、熊五郎のオウンゴール的告白の数々、番頭との洞窟をゆくかのような夜の蔵、そして大詰め、主人と道真の貫録、あやかしの風情…すごい場面転換とキャラクターの数々、そしてファンタジー。
なんというか、シューマンの『謝肉祭』を思い出す。あれをきちんと引き分け、一曲として聴かせるだけの構成力が求められるような…大ネタだなあ。
枝雀さん、これ一席終わったとき、どんな心持だったのだろう。
消耗・疲労・脱力感…どれも正しい言葉ではないように思う。心地よさもあるだろうし、忸怩も毎度あるような、そんな関係だったのか、それとも割に相性の良いものだったのか。
最初の例え話のリアルさ、熊の告白リピートの巧さ、大店の主人の大きさが心に残る。