神戸ワインといかなごのくぎ煮

 神戸市が主催する神戸ワインと食のセミナーに行ってきましたよ。
 神戸牛に合わせてワインを自分たちで作らんとする神戸市の試み。

 神戸ワインの指導に携わる、醸造アドバイザーの佐々木佳津子さん(エノログ資格保有者)、ソムリエ協会理事の近藤弘康さんが解説。神戸ワインの取り組みは1983年から始められてるそうなんですね。いま樹齢が20年を迎えて、これからがまさに葡萄樹の活躍時期と近藤氏。「優しい、ほんわかした味わい」が神戸ワインの身上と。「その土地の食材と合わせやすい」仕上がりになる(佐々木氏)という意見がうーん、興味深かかったな。その一例として供されたのが「いかなごくぎ煮のキッシュ」これ、神戸自慢のワイン「ベネディクシオン」の赤と合いましたよー。いかなごくぎ煮、神戸の方々がこの時期によーく作るものなんだそうです。知らなかったなあ! 赤ワインといかなご、なんとおもしろい組み合わせ。


 神戸牛のローストビーフも当然の如く登場。

 こういうマッチング…いいですね。「日本の名産と日本の酒」が楽しめる飲食店、あってもいいのにな。いや、あってほしい。これだけ食材と酒があふれている東京、プレゼンテーションの可能性はまだまだ豊富にありますね。

 食をたのしむ人、食が好きな人はこの日本に山のごとく在る。
 他国の魅力的な食材、飲料同様に、自国のプロダクツに対する興味をどうもってもらうか、そしてひいては「誇り」をもってもらうるか。そういうことをプレゼンテーションしていくのも飲食従事者の仕事なんだと思う。