目黒『せでるはな』

 目黒のインドネシア料理『せでるはな』でランチ。

 ガドガドサラダ、チキンカレー、豚角煮の盛り合わせ。手前はサンバル。きょうは最後の五月晴れ、アジアンが欲しくなる陽気でしたな。ここ、約50年ぐらいやられてるお店だそうです。古本屋で見つけた『美女がすすめる味の店』というムックで知ったんですよ。昭和54年刊。週刊文春の連載をまとめたものなんですが、あの「ちあきなおみ」が推薦されていたので、ひときわ印象深く。マダムに

 その話をすると、
「ああ、そこにあるジュークボックスにねえ、もう入ってないけどレコードもあったのよ。『四つのお願い』の頃かな…かけてくださいって、持ってきてくれてね。辛い物が好きで何度か見えたんだけど、旦那さんが亡くなってからはねえ…いらっしゃらなくなって」
 こんなお話まで拝聴できるとは。店内はジュークボックスがあったり、現地の調度品や人形があったり。なんとも「藤子不二雄A感」が濃厚な、面白いスペースでしたよ。

 ちなみにこれ、僕が自分でライスにおかずを全部盛りにしたもので、本来は別々の皿で出てきます。3種類の具と汁がご飯にだんだんと混ざっていく感じが好きなもので。