アジア風タイのまぜごはんと米朝の『骨釣り』

 これ、好きなんですよー。先日のイベントで使ったライムが残ってたので作りました。
 蒸し暑い頃合いなんて絶妙に合います。ご飯ものだけど、アジアンビールとの相性も最高。

1:アジを軽く塩焼きにして身をほぐす。アジの干物でもいいです。
2:お酢に砂糖、みじん切りのニンニク(ほんのちょっと)、ナンプラーを入れて、よく混ぜておく。
3:シソ、万能ネギ、パクチーなどこのみの香味野菜を細かく刻んでおく。ゴマもいいですよ。この日はチコリも余ってたので入れました。あ、そうだ、ショウガのみじん切りも。これ大事。
4::こわめに炊いたご飯にほぐしたアジ、?の調味料、?の野菜類を入れ、ライムをギュッと絞ってよく混ぜる。


 確かこんな感じで作ったと思う。(^д^;)自分用メモ。
 野菜類を入れなければちょっともちます。入れちゃったらその都度食べきって。


○下ごしらえには落語を vol.5


 各種みじん切りなんかしつつ、落語をよく聞いています。いーんですよねえ…落語と下ごしらえの相性って。これホント。単調な作業であればあるほどいい。最近ずっとこれです。

 この日は桂米朝さんの『骨釣り』を(『特選米朝落語全集 第13集』より)。

 ある男が釣りをしていると人骨がかかる。供養してやるとその夜に「なんぞお礼を…」と美女が出現…それを隣人が羨み「我も!」となって骨を探して回向すると、現れたのは大男。
「このお礼に一夜を共に…」
 この話…中国にもあったなあ、『三国志』にハマってた頃読んだ本にあって、オチに現れるのがなんとあの張飛! ははは、ちゃんと解説に書いてありました。それが原典なんだそう。中国の話だと最初に現れるのが楊貴妃で、この「妃」と張飛の「飛」の発音が同じことを掛けているんだそうです。へええ。しかし中国、楊貴妃ようような存在とはいえ皇帝の寵妃を笑いのネタにするってのが面白い。日本にも光明皇后とか妃連を登場人物にした艶笑噺なんてあったりするんだろうか。あるんだろうなあ。

特選!! 米朝 落語全集 第十三集

特選!! 米朝 落語全集 第十三集

 これは東京では『野ざらし』の名でやられてるんだそうですね。早速志ん朝さんので聴いてみたが、全然違うオチだった。なんとか節になって浮かれておしまいという感じ、イマイチ面白さが分からず。タイトルはカッコいいけれども。
 回向、という言葉も完全に死語というか。きちんと忘れないでおきたい言葉。