きつねうどんと『花筏』

 朝うどん。いいもんですよ。
 しかしダシとツユに凝ってくると、だんだん具って要らなくなってくるもんですね。関西風のおつゆを覚えてから、本当にうどんが好きになった。そしてフェイスブックにアップすると、関西出身の方の「いいね!」が多いこと。
 (^д^;)
 このうすい色のつゆに飢えてるんだろうなあ、と思ったり。

 京都『権太呂』の「きつね甘あげ」を買ってみましたよ。ジュワッとくるしたたかな甘さ、砂糖が貴重だった昔は、どれほど贅沢な味だったことだろう。

 しかし、いい天気だなあ、四月の晴れってのは一年の内でも格別だ。
 
 どうぞよい一週間になりますように。


○下ごしらえには落語を vol.2

 もやしのヒゲ取りなんかしつつ、落語をよく聞いています。いーんですよねえ…落語と下ごしらえの相性って。これホント。面倒で単調な作業であればあるほどいい。最近ずっとこれです。

 さてこの日は圓生の「花筏」を。今の時期にいいなあ、こんなきれいなタイトルの落語があるのか…と思って聞いてみたら何と相撲の力士の四股名
 Σ (゚Д゚;)
 あはは、桜はまったく関係ありませんでした。

 スター力士をどうしても連れてきてくれ、と地方のタニマチに懇願された親方。でもそのスターは訳あって行かれない。それで瓜二つの男を身代りにつれてったが、「せっかくだから取り組みを!」となりシロウトが地元の猛者と闘うことに…という噺。
 これ『パタリロ!』の作者・魔夜峰央さんが描いた「禁断の初場所」(確かこんなタイトル)という漫画の元ネタなんだな。『パタリロ!』が好きな人は落語、かなり親しめると思う。あれもこれもそれも落語ネタだったのか、と思うこと間違いなし。