鳥取・諏訪酒造『諏訪泉』

 キリッといい酒だなあ。鳥取の『諏訪泉』です。「五百万石」というお米をつかった純米、無濾過生原酒。

 日本酒も、原料のお米で味わいが変わるんですよ。細ネギやニンニクスライスなど、薬味をたっぷりのせたカツオのたたきと一緒に。うーん…実にいい相性! ポン酢は自家製で味わい強めに作ったので、これまた日本酒とよく合いました。良い日本酒は、魚のうまみや醤油のうまみ、薬味の香りをさらに増幅してくれる。これが楽しいんです。
(´∀`)



 さて、青さのりの天ぷら。初めて作ってみました。
今は仕事で青さのりのことを調べています。ちょっと見かけは地味なヤツですが、うどんにのせると海の香りが漂って実にいいですよ!


 
 沖縄の離島に行ったとき、これが浜にびっしりと漂ってて驚いたんだよなあ。今も漂ってるだろうか。お味噌汁の具にしたりするんですが、これまたおいしい。九州は天草の人も「よく食べた」と仰ってたなあ。クリスピーに揚げて塩でつまみにしてもいい。伊勢も特産だそうですね。

 昨日の夜中は雨がすごかったですね。目黒川・神田川共が氾濫危険水域になったのは久しぶり。停電や床上浸水の報も多く聞かれたが、まさに台風一過という晴れの朝。
 どうぞよい日曜日を。
 
○下ごしらえに落語を vol.1

 料理の細々した下ごしらえ、きぬさやのスジを取ったり煮干しのワタを取ったり。そういうときには落語がいいんですね。ちょっと単調な仕事がとても楽しくなって、「なんだもうワタ取り終わっちゃった」なんて本末転倒になったり。

 この日は桂文楽の『心眼』を。小学館CDマガジン完結編の9巻より、初聴。
 按摩さんに奇跡が起こって目がみえるようになる。それまで不自由な身をささえてくれた女房は顔がまずく、自分は美男であることを知り、そして様子のいい芸者にいい寄られて…。
 スリリングな話でした…女房を捨てるような結果にならないでとハラハラしつつ「ほうとう」の味噌を計る手もふるえて。それは嘘ですが。
 倉橋由美子の『大人のための残酷童話』にも似たような話があったけど、あれは何をベースにしてたんだっけなあ。歌舞伎の『壺坂霊験記』なんかも思い出す。

 このを聞いててフッと思ったんだが、あの按摩が女房を捨ててしまったとする。そして芸者と仲良くやろうじゃねえか…となってるところでフッと目が覚め、女房を探してみると隣人が「何言ってんだい、あんたずっと独り身じゃあないか」…なんてオチだったら、怖い。