The days of sake and oysters

 7日の金曜日、また大きな地震がありました。東北で震度5弱宮城県を中心に津波警報・注意報が出され、NHKのアナウンサーが強く避難を呼びかけて、あの日のことが思い出されてなりませんでした。宮城県は私が幼少期を過ごした心のふるさとです。たまりませんでした。
 しかし幸いにも被害は大きくなく、沿岸部の牡蠣養殖業の方々が元気に「無事だったよ」とツイートなどをされてるのを目にして、本当に嬉しかったです。どうか、これ以上何事も起こりませんように。改めて、祈ります。心から。

 さて、牡蠣のシーズン、おいしく、ありがたく頂いております。やっぱりどうしても東北の牡蠣は出荷量が少なくてこちらまで届いてこないことが多いのですが、最近の牡蠣の食記録をここに。

ひろしま酒蔵 観粋亭

 広島の料理を取材しておりまして、淡路町にあるこちらのお店でいろいろ頂いてきました。もちろん、牡蠣もたくさん。殻つきの浜焼きです。このほか牡蠣の南蛮漬けにカキフライ、広島でとてもポピュラーなコイワシ(カタクチイワシ)の刺身に天ぷらも。広島の料理に関しては1月発売の『おとなの週末』で読んで頂けると思います。
 しかしこちらのお店、神田のサラリーマンで実ににぎわってました。お店のサービス精神もすごい! 店長さんはじめ、店員さんが「お酒はサービスっ!」と湯水のごとく注ぎまくりで、一遍で大好きになりました(笑)。  

牡蠣めし

 広島の方にいろいろご家庭のレシピをうかがって試作も重ねています。それで作った牡蠣めし。なかなかおいしいレシピになりましたよ。これも1月売りの『おとなの週末』をお楽しみに!

三軒茶屋 木村商店

 知人が「牡蠣を食べたい!」と仰っていたので、それならばと牡蠣会をプロデュース…なんて大したものではありませんが(笑)、おいしくて、良心的な(ここ大事。おいしくても良心的じゃない居心地の悪い店の何と多いことか)三茶のこちらの居酒屋さんで牡蠣を楽しんでまいりました。牡蠣を囲んでの、忘年会。

 鳥取の生牡蠣、状態がとても良くて素晴らしかった。いい生牡蠣には濃厚さと爽やかさが共存していますね。レモンのほかに赤ワインビネガーベースのソースもついており、これの組み合わせもなかなか。

 牡蠣とブロッコリーの白みそ仕立ての炊いたん…とでもいいうか、グラタン仕立てというか。ほどよく甘さと辛さがブレンドされた白味噌の具合がよくて、牡蠣に実に合いました。

 これ、良かった! 牡蠣の揚げ出し。お酒は福島・会津若松の銘酒『寫樂』(しゃらく)純米生原酒、これがまたうまかった…!! フレッシュな旨みが濃いけれど重たくなくスッキリ。いい酒は次の日にも残りません。8人での会でしたが、みなさん喜んでくれたようで、良かった。

 最後にもう一度、これ以上地震が起きませんように。地の神よどうぞお鎮まりください…。