月島『岸田屋』

 中学時代から知ってるクサレ縁のサワダと久々に会うことに。

 あいつは豊洲に住んでるので、近くの岸田屋で一杯やるか。

 ここのモツ煮、見事ですねえ、いいですねえ。
 あ、昨日は開店10分前ぐらいに行ったんですが、もう15人以上並んでて入れなかった。40分以上待ったかな。待ってるとモツを煮るかおりが鼻をくすぐって、まあ腹が減る減る。これから寒くなるし、開店30分前には行った方がいいかも。
 この写真のはネギつき。「ネギつけますか要りませんか」と最初に訊かれます。 

 肉豆腐。こんもり載った肉とネギの下に豆腐が隠れてます。味の染みはあっさり目。モツ煮とこれは初回なら必ず頼んでね。

 里芋とイカの煮たの。これ350円ぐらいじゃなかったかな。あとワカサギの南蛮漬も頼みましたがこれもうまかったなあ。全部500円以下だと思う。ご飯だけならひとり1000円ぐらいじゃないだろうか。
 こちらはお店のかたがみんな感じが良くてあたたかくて、すばらしいですねえ。接客が丁寧なお店はたくさんあるけれど、あたたかさがにじむ店はなかなか無いもの。小津安二郎が「品行はなおせても、品性はなおせない」という言葉を残しているけれど、そういうことだと思う。人気の理由はそういうところにもあるんだろうなあ。

 松竹梅の熱燗をやりつつ旧友と語った月島の夜。


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