学芸大学『山もと』

 いい店みつけた。

 通りを歩いてて「むむっ…できる…」瞬間的にそう感じました。貼られている品書きから漂う「ここのご主人、相当のうまいもの好き…」という風情。学大の駅から歩いてすぐのとこなんです、思い立ったが吉日。早速行ってみました。

 お酒は最初に静岡の『志太泉 純米吟醸原酒』と福井の『白岳山 純米吟醸あらばしり』を。酒器もいいですね。

 これ、突き出しです。ヒラメの昆布じめ。しっかりと締められているけど、昆布臭が強すぎないい塩梅。うーん、お燗にすればよかったな。

 春野菜とどんこ椎茸の黒ゴマあえ。肉厚のきのこと菜っ葉の歯触りの対比、いいですねえ。

 ズワイガニカニみそあえ。おかきとトンブリの食感が楽しく、ショウガを軽くきかせてクドさをなくした抜群のアテ。

 写真上手く撮れなかった…カワハギの肝あえ。芽ネギが添えられているのが嬉しいじゃないの。グヒヒ。
 

 春野菜の天ぷら。ウドの天ぷら、噛んだ瞬間にじゅわっとみずみずしく、あの香りが口いっぱいに…(BGM『春よ、来い』)。

 どれもつつがなく、おいしかったなあ。
 あとエビのすり身のレンコンはさみ揚げもいただきました。プラスお燗を4合ぐらい飲んで、なんとふたりで1万円。や、安い…間違ってるんじゃないだろうか。
 いやはや、通いたいお店がまた増えましたっ。嬉しい。