脱稿の朝

しかし脱稿ってすごい「音」ですね。
たった10ページぐらいじゃ使っちゃいけない言葉な気がする。
それこそ文庫本一冊書き上げたぐらいじゃないと「だっこうしたあああ!」と言えないような強い響き。


さて。

「煮込み」の原稿を書き上げ、初稿も戻して、ひと息ついたぞ。
(私のメイン・ライティングは食なのです)


レシピ取材をしたら、必ず一度その通りに自分でも作ってみます。


そうすると、いいこといろいろ。


料理店の器具で作った場合と、どうしても感じが違うんですね。
家の火力、家庭にありがちな調理道具でやるとどうなるか。
また、テキパキ動けるように、調味料もすぐ取り出せるようになってる
場所で作ったものとはおのずと注意点が変わってきたりします。


あと、この作業してる間に、これ出来るな、とか。
この作業は板前さんだから時間かからなかったけど、
ご家庭では難しいかもな、なんてことも見えてくる。


ただ、今うちには鍋に3種のモツ煮があります。。


これから少しずつ、食べていかねば。