松陰神社『T』

 最近もちょこちょこ伺ってました、我がとっておき。最近のお品書きのメモしておきたい。


 左は「おぼろ豆腐と新じゅん菜の出汁ジュレがけ」しみじみ、おいしかった。ゆっくり食べたくなる。口の中の温度がものものに伝わって温かくなっていくのに、涼やかさはずっと残るような。いい前菜だなあ。
 右は「稚鮎の南蛮漬」。山椒の実がいいアクセントでした。一匹をまるで噛み、一匹を頭、腹、尾とわけてじっくり噛みしめ、そして酒が進み。あの日は群馬・永井酒造の『水芭蕉』をやってたかな。



 左が「ニラとささみのユッケ風」、右が「夏野菜の冷やし鉢、おぼろ昆布のせ」。これまた夏の宵に嬉しいメニュー。韓国的な味わいにも日本酒はよく合います。



 そして左、これが特に好きだった。「カツオのレアフライ」。かじると切り身が中は赤々とフレッシュで、香ばしい衣とマッチして見事なおつまみに。嬉しいなあ…こんなことしてくれるの。涙出ちゃう、だって飲んべえなんだもん。
 おかわりしたいところをぐっと我慢。特に理由はないが、こういうものは2つも3つも頼むもんじゃないと思う。名残も味だ。
 右が「焼き枝豆」。焼き加減と塩加減がよくて、料理のセンスがいいというのは凄いことだなーと、一粒食べるたびにその思いを噛み締める。

 いやさかえTのにぎわひ。