シュウマイに思う
シュウマイが好きだ。
あると必ず頼んでしまう。嫌いな人は少ないだろう。
しかしどういうわけか、この料理には一抹の日陰感がある。雑誌で「シュウマイが食べたい!」という特集を見たことがあるだろうか。「今日はシュウマイでビール行こうぜ!」なんて言われたことあるだろうか。
不憫である。
なぜギョウザの格下感があるのかシュウマイよ。原材料ほぼ一緒なのに。少女漫画なら芸能マネージャーに「あの子…イイもの持ってるんだけど、華が無いのよねえ…」とため息をつかれるようなこの存在。
私はそういうサブキャラが、どうにも好きだ。だからってシュウマイが好きなわけでもないんだが。崎陽軒はシュウマイであそこまでデカくなったのは本当に凄いと思う。「シウマイ」だから良かったのか。
というようなことを、大体1人前5個のシュウマイを食べる間に、なんとなく考えている。