羽村『福島屋』さんへ

 羽村市にあるスーパーマーケットの福島屋さんに行ってきました。
「食と生活」ということを改めて考えさせてくれる、面白く、楽しい場所でしたよ!
「おいしく安全な日本各地の生産物を、適正価格を守りつつ、なるたけ安く」
 そういう心意気がさりげなく感じられる場所だった。いいなあ。

 ベーコンやハム、ソーセージを自社で作られているんですね。そのソーセージ作りの体験セミナーがあったので、早速参加してきました。
 ちなみに無添加のベーコンやソーセージって、手に入れるの結構、大変です。お店ではまず挽肉から作ってます。そして材料は香辛料と調味料、腸皮。それだけ。これが当たり前なんだよなあ。売り物と、同じ作り方を体験できる面白さ。
写真のソーセージが僕が作ったもの。形悪いね…(^д^;)

 売り手が材料のすべてと、作り方を客に説明できる。
 スーパーでこれを追求しているというのが、すごい。もちろん他社製品も売ってるんですけど、出来る限りやれることをやろう、という姿勢が端々に感じられました。批判するわけではなく、「スーパー」というのは今、ひたすらに安く多く仕入れてくる中継ぎ屋さんになってる。「もともとそういうものでしょう」「それで充分」そうかもしれません。
 ただ、福島屋さんの
「売るものは全部説明できるもの」
 というスーパーマーケットにしてそのイズム、考えさせられました。何か質問するとね、いきいきと皆さん詳しく答えてくれましたよ。別に取材で行ってるわけじゃないのに。

 ここは肉屋、魚屋、パン屋、八百屋、惣菜屋の集合体だなあ。
 そういうスーパー。各パートみんなのプロ意識が高い。

 そして次の日の朝食は福島屋さんで買ってきたポテサラとパン。ポテサラはマヨネーズから手作り。大きなパックで私ひとり分では量が多すぎたので、「半分にしてもらえますか?」と尋ねたら、二つ返事でしてくださいました。ハムやチャーシューの薫り高かったこと! チャーシューは昼にラーメンに載せて楽しみました。ベーコンはキノコとパスタにする予定。
 アンパンも買ってきたんですが、小豆餡も自社で炊いているそう。そうそう、魚売り場の切り身には「前日加工なので安くしてあります」と明記されたものが。一部の野菜にはシュウ酸量まで表示!

 何より素敵だなと思ったのは、「私たちはエコ!」という意識の押しつけがまったくないこと。ちょっとこういうのって過剰になると宗教入るというか、重たく感じられがちですよね。あくまでさりげなくやってる。

 その他の品揃え含め、いろいろと勉強になる場所でした。
 さすがに羽村はうちからは遠いけど、大崎にもあるよう。そっちも探検してきます。