新宿三丁目『チャイニーズタパス・レンゲ』

 この日は美人編集、K社のミゾグチさんと会食。

 評判のお店。行きたい行きたいと思っていたが、随分日が経ってしまった。カメラマンのハマムラさんが褒めてらしたから、こりゃ絶対うまいんだろうなと楽しみにしてたのだ。

 基本、上海料理がベースとのこと。タパスとはいいつつも、小皿でいろいろ供するという感じでもないのが、ちょっと拍子抜け。「タパス5種盛り合わせ」を注文するも、フツーの前菜盛り合わせ、という感じだった。

 この「辣宝醤」が初体験。「上海の家庭にはどこでもある常備菜、日本でいえば佃煮のようなものです」との説明が。キクラゲや干しタケノコなどが煮しめられていますが、しょっからさは控えめ。オツな味でした。

 お店の方が一押しの「上海海老 明蝦のチリソース」。上海の明蝦という海老をふんだんにつかった炒めもの。身が脳の中までしっかりした状態のいいものでした。中華アメリケーヌソースの如き殻と海老味噌のうまさが濃厚なソース。万頭を別オーダーして全部なめとったのはいうまでもなく。

 シメには「香菜とピスタチオの合え麺」。手打ちパスタのような食感の麺。そう、タヤリンのような。そこにたっぷりの香菜ペーストがジェノベーゼのように絡みます。あまりナッツナッツしておらずさっぱり。

 全体的に実に量も味つけもアッサリ上品。「揚げワンタン フランボワーズビネガーソース」なんてのも実に良かった。また行くぞ。