ひとつの椀に東北三県

 ナメコとエノキとワカメの味噌汁。
 キリッと辛めの仙台味噌とマイルド福島産のミックス。ワカメは三陸産…別に、狙ったわけではないんですが東北応援味噌汁になってました。でも、おとといもこの組み合わせで、ご飯を頂いたな。

 東京の1アパートで作った小さなお椀の中に、3つの県が入っている。
 料理の面白さのひとつだと思ってます。
 キノコは群馬産、長野産だったかな? いろんな県のプロダクツが集結して、一皿一皿が出来てる、と思うと、作るたびある感興がわいてきます。出汁のカツオは? 昆布は? そしてそれを東京に運ぶひと、問屋、スーパー…何十人、何百人の手があって、この1杯になっているんだろう、と。
 子供のころ、こんな自由研究をしてみても面白かっただろうなあ。