学芸大学『やとん』

 先日、思い立って学芸大学へ。

 1964年に大学は移転しちゃったんだそうですね。付属高校は残っているとか。まめちしき。

 ここずーーーっと来たかったんだよな。友人のセイコさんが褒めていたので、気になっていたのだ。


 まず黒板メニューで心惹かれたのがこの一品。「さるぼう貝のナンプラー蒸し」、パクチーたっぷり。

 こちら、アジアンなお店ではなくお刺身を中心とした飲み屋さん。エスニックなメニューはこれのみだったと思う。

 島根県のほうではこのさるぼう貝、よく食べるそうです。はじめて頂いたが、身は赤くて、スーパーで売ってるアサリぐらいの大きさ。小ぶりながら貝らしい濃厚な味で、うまーーい。ナンプラーパクチーとよく合うね!
 赤貝の缶詰の原料となるものらしいです。刺身にしてもいいんだそうだ。瓶ビールがするするなくなっていく。

 豚のヤングコーン巻き。これをアテにしながら刺身を待とう。寒い日だった。お燗にしてもらう。

 さるぼう貝につづき初体験第2弾。

 ああ……ほんっとうにおいしかった。さてこれ何でしょう。味わいすっきり、肉のモツと魚のさわやかさを兼ね備えた味わいで、実にいい。すっきりした旨味のコクと軽やかさが共存して、箸がすすむ。

 こたえ:鮫のハツなんです。ご店主がおすすめしてくれて、本当によかった。刺身好きにもモツ好きにも食べてみてほしい。ただしグランドメニューではなく、その日あれば、というもの。

 関アジ、つぶ貝、カワハギの刺し盛り。いずれもすばらしい。もちろんカワハギはキモも出してくれました。これを口にしてお銚子をかたむけるともう……たまらんのよ。

 そしてお会計でびっくり。なんて良心価格。通いたい。