鰹とアジアンの日々

 まあ懐がさびしいってのがメイン・リーズンなんですが(笑)、このところずっと自炊ネタで失礼しております。

「店情報がほしいんだよ! 自炊なんていいからうまいレストラン情報出せ!」

 なんて心無い声も友人から届いておりますが、まあさておき、最近鰹のタイムセールに遭遇すること多々。サクが半額になってたのでやってみたかったタタキを作ってみました。

 これ、洋風なんです。大好きな雑誌『四季の味』で昔、相良高子さんが紹介されていたイタリア風のタタキを真似したもの。オリーブオイルにガーリックと鷹の爪で香りと味をのせて、表面に火を入れた鰹でつくるタタキ。
 たっぷりレモンとバルサミコ、そして残り油で頂きました。ええひとりで(笑)。酒進む進む。

 ニンニクを多めにしてクリスピーに仕上げ、薬味とするといいですね。レモンだけだとイマイチ酸味にかけてしまった。相良さんは夏蜜柑を、と仰っていたがなかったので、ワインビネガーをちょっと足して頂きました。

 鶏胸肉が異常に安かったので購入。小切りにしてちょい炒め、味つけはナンプラーだけ。フライパンに肉を入れた瞬間、多目にナンプラーをふって下味的に。このナンプラーで後のスープまでの味つけを決める気持ちで。
 軽く煮立たせてアクは取らず、ゆでた冷麦を冷水でぬめりとしっかりとってフライパンに加える。
 ひたひたからちょっと煮切ったぐらいのスープ分量まで煮詰め(なので冷麦はちょい硬めぐらいでいいです)、上がりにプリックナンプラーで調味。ここで味見して好みの風合いに決めてください。

 鶏のダシとナンプラーだけでアッサリ仕上げるのがコツ。

 最後にみじんの香菜を散らして出来上がり。単純ですがなかなかおいしい。揚げニンニク・ネギを散らすとさらにいい。
 

 これは数日後にまた小さなサクが半額になっていたので、今度は生姜とポン酢。やっぱうまいね。