新宿『隋園別館』



 海老チリと豚肉のショウガ炒めという好物2つがランチメニューだったので飛び込んでしまった。
 これで確か750円。生ビールは中ジョッキで500円。この安さがいいんだね。そして早い。ランチはドサッと作りおきしているのですぐ出てくる。これも良し悪しでしょうが、私は「とにかく早くサッと食べたいんだよ」というとき重宝してます。燻玉に漬物に揚菓子、そしてスープつき。あと、私は地下の店、というのが基本的にあまり好きじゃないんだ。ここは1階でサッと入れて広々してるのもいい。このあたりだと地下の店、2階以上でも窓が覆われていて開放感のない店、せまっくるしい店が多くて、ついここをよく選んでしまう。ただ麺類とチャーハンはおすすめしない。


 ちなみに「隋園」というのは袁枚(えんばい)という18世紀中国の詩人で美食家として有名な人が建てた邸宅のこと。このひとが著した食レシピ集『隋園食単』という料理書が名高いんだそうですね。私は読んだことないが、確か開高健の本でそんなことを知った。