パン・オ・レザン


パン・オ・レザン。
レザンは日本語でブドウ、つまりはブドウパンのこと。
さくさくの生地にラム酒に漬けた干しブドウがいっぱい入った甘いパン。
甘いものに特に執着はないけれど、これだけは好きで好きで仕方がない。


以前パリに行ったとき、「いっちょ食べ比べるか!」と一念発起。
よく飽きなかったと思うほど、パリ各地のブーランジェリを食べ歩きました。
多分、2週間で30軒は食べたと思う。パン・オ・レザンといっても、
生地がパリッとドライのもの、しっとりウェットなもの、
カスタードが入っているもの、入っていないもの、シナモン風味のもの、
干しブドウがグリーンのものなど様々なものがありました。
一番美味しかったのがエディアールのもの。
カリッとした歯触りで軽い食べ心地で、なんとも上品な味わいだったなあ。
日本で買うエディアールのそれは、どーにも味が違うのです。


写真は試写会でよく行く東京ミッドタウンは「be」のもの。
http://www.tokyo-midtown.com/jp/shop/93/index.html
ここのクグロフは実にうまい。お好きな方は是非。
(文=白央篤司)