サラダ・ニソワーズ


 夏になると食べたくなる一品がこの「サラダ・ニソワーズ」。
 久しぶりにこれを頂きながら、入っていたツナに、不思議な郷愁を覚えた。

 ツナ缶というのは、私が子供の頃にえらく流行ったものなんだ。私は1975年生まれだけれど、それ以前にあったのだろうか。
(自習→検索→発見。5分ぐらい経過)

 はごろもフーズによると、「シーチキン」の名前の由来が解説されたCMが1970年に製作・放映されていたよう。現在この動画がはごろもフーズのHPで観ることができる(→こちら)。


 あの頃、シーチキンの油を切ってサラダに載せて食べる、なんてことは「オシャレ」だったように思う。ハイカラな奥さんのやることじゃなかっただろうか。たしかテレビCMでは十朱幸代がイメージキャラクターだった。そんなことからも、シーチキンの当時のポジショニングがうかがい知れるというもの。
<参考資料>


 それに、まだまだ「レタス」というものだって、わりにオシャレ野菜だった。野菜サラダ、というとキャベツの千切りにキュウリ、不細工に切られた厚手のトマトにマヨネーズ、使いまわしという都市伝説のあったパセリ、ってな時代である。
 日曜日に鉄板焼きで肉を焼いて、レタスに巻いて食べる、というのが私が小学校時代の超・嬉しいごちそうだった。タレはもちろん「ジャン」。
 あの味は、私の中の「団欒」という言霊を形作っている。


 そんなことを、ニース風サラダを食べながら考えた。

 何度も登場してますが、中目黒のカフェ『REDBOOK』にて。バイトのリョー君が一所懸命作る味がなかなか。