『イル・ルポーネ』のリモンチェッロ
中目黒の人気店『イル・ルポーネ』のリモンチェッロ。
味よし人よしのこのお店、大好きなんだなあ。詳しいことは以前の日記を(こちら)。
最後のシメには、自家製リモンチェッロ(limoncello)。イタリア語でいう「digestivo」、ディジェスティーヴォ、いわゆる食後酒です。レモンをアルコールに漬け込んで作るリキュールで、爽やかに酸っぱ甘くて、とてもおいしい。イタリアのソレント半島、カプリ島が原産なんだそう。
この一帯で獲れるアマルフィーレモンというのが、おなじみのレモンと種類が全く違うものなんだそう。香りが特に高いのだとか。本場のも一度飲んでみたいけれど、国産レモンを使ったルポーネ・チェッロも相当うまい。
すべて日本産レモンで作っている、というのに頭下がります。アメリカからの輸入物、一番ポピュラーなサンキストレモンは防カビ剤が使用されていて、発がん性を指摘されているのは承知の通り。スーパーでよく見ると小さい字でレモンの値札の脇に「おことわり」が書いてあります。もちろん、発がん性のことは書いてないけれど。
これ、南イタリアでは家庭ごとに作っているほどポピュラーなものらしい。日本でいう梅酒のように。「あそここのマンマのリモンチェッロはひと味違う」なんて、日本の「ぬか漬け」みたいな会話、なされているのだろうか。
蛇足ながら、三軒茶屋の『チェント・ルッチ』では柚子を使ったユズチェッロを出してくれる。これまた最高。