福臨門酒家のランチ「水餃子湯麺」


小食のあなた。
美味しいもの、ちょっと食べたいあなた。
そして、銀座でお昼をよくされるあなた。


あなたのために、この「水餃子湯麺」はあります。
ほんっとに、男ならば小腹を満たす程度の量。
でもこれは、ラーメンというより、その汁を味わう一品。



金華ハムをはじめ、鶏、黒豚、老鶏といった高級食材を使ってとる、
いわゆる「上湯(しゃんたん)」がスープ。
アツアツのスープをゆっくり飲んでフウッと一息つくと、
様々な旨味が鼻に抜ける面白さ。


麺とスープの関係がこれまた面白くて。
麺をすすると、また違う角度のスープの旨さが浮かび上がるよう。
麺の存在感は希薄で、むしろスープの旨味を引き出す役割というか。
細い卵麺、さりげないけど、物足りなくない。
水餃子の中身は海老ときくらげ。
これが、スープにはない海の香りと歯ごたえを加味して、口を飽きさせない。


と、思い出しつつ書いていると、
いろいろ計算された一品だなあと感じ入ることしきり。


林さんというマネージャーさんが人懐っこいのも素敵です。
ヒマだと色々話しかけてくる、グランチャイナらしからぬ下町的な接客。
いろいろ質問&お喋りしちゃいました。
この湯麺、1000円也。
でも繰り返しますが、少ないですからね。



そうそう、「お好みで」と出てくる
豆板醤(右)とXO醤(左)。このXOがうまいんだ。
干し貝柱と干し海老がゼータクに使われて、それだけでおつまみに。
酒のアテによくて、ペロッとなめてしまいました。
XOは自家製、豆板醤は市販のものにニンニクを加えるなどしているのだとか。