素晴らしき祐天寺の笑口房のランチ


「同じサービス人として頭が下がる思い。それぐらい素晴らしいの」
中目黒「RED BOOK」のアイちゃんが絶賛するので、早速行って来ました祐天寺の中華、笑口房。
確かにここのランチ……うまい、美味しい!
写真は「赤魚のカレー風味甘酢炒め」、これに小鉢で
バンバンジー豆腐、干し海老の入ったスープ、ライスで890円。


火加減がよくて、中華独得の「画一的」な舌に重い味わいは皆無。
さらには日替わりのメニューを一か月分決めてらっしゃるんですね。
それがプリントされて店内においてある。ちょっとご紹介。


イカと美桜鶏、山芋の炒め」
「ナスの四川風ピリ辛バジル炒め」
「合鴨とナスの海鮮醤炒め」
「ホタテと明太子、豆腐の煮込み」


ちょっと食べてみたくなるようなメニューじゃありませんか。
料理人の「料理大好きー!」度、熱意が伝わってくるかのよう。
さらには小鉢も


「つぶし豆腐の干しエビソース」
「クスクスのサラダ」
「ピーナッツともやしのフリット
「ブリの香味揚げサラダ」


なんだか一杯やりたくなってきました。
ここ、駅前のビルの4階なんですが
評判を聞かなかったら絶対に入らない店だと思います。
中の様子全然分からないし、第一駅前で英会話が入っているようなビルの中にあるお店が
美味しいと期待する人も少ないんじゃないかと。
しかし……口コミってのはたいしたもんです。
中は祐天寺マダムでいっぱい。地元の心はすでにつかんでいるよう。
元々四川系の店で修行されたコックさんというから、
今度はタンタンメンを食べようかなあ。
けれどいつも日替わりに心を奪われてしまう。
(文=白央篤司)


○追記
あれから二度再訪したが、ここでは汁そばは頼まないほうがよろしい。
炒め物などと同じ店とは思えないほどに格差がある。